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「サイトランス エラシールド」に関するQ&A
製品に関するよくある質問をまとめております。
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GTRには使えますか
本品はGBR適応品であるため、GTRではご使用いただけません。
GTRには、既存製品の「ジーシー メンブレン」(GTR用)の使用をおすすめします。
表裏を間違えて設置した時の問題はありますか
本品の軟組織侵入に対するバリア性には影響がないため、問題が生じる恐れはありませんが、本品の性能が検証されている適正な向きでのご使用をおすすめします。

ソリッド層は緻密で軟組織侵入に対するバリア性を有し、ポーラス層は血液等となじみが良く、骨欠損上部の組織再生の足場を提供する特性があります。
ピンがなくても使用できますか
ピンがなくてもご使用いただけます。
設置する部位や大きさ、症例等により、ピンと併用することも可能です。
各サイズ毎の推奨症例を教えてください
以下が目安となります。
15×25:1歯欠損
25×25:2から3歯の欠損
30×40:4から6歯の欠損
冷凍保存可能ですか
冷凍保存はできません。
定められた保管温度下にて保管いただくようにお願いします。(室温:0℃から30℃)
冷蔵庫での保管は可能ですか
可能です。
再使用できますか
不可(再使用禁止)となります。
アルミ袋から出した時点で滅菌保証が担保されません。
一旦アルミ袋から本品を取り出した後で、使用せず、再度密封をすれば保存可能ですか
不可となります。
再度密封しても、空気中の水分により本品の加水分解が始まるため、本来の性能が担保できません。(バリア性、強度、吸収期間、操作性を損ないます。)
ポリラクチドカプロラクトンはどんな材質ですか
医用材料として使用実績のある生体吸収性の乳酸系高分子です。
 ▶ 非動物由来。化学合成により製造されています。
 ▶ ジーシー独自に国際規格の安全性試験(ISO 10993シリーズ)
にて安全性確認済み。
なぜ台紙に付いているのですか
・トリミングや試適時に扱いやすいように
・輸送時の保護(輸送中の変形を防ぐ)
・ソリッド層(適用部位外側)・ポーラス層(適用部位内側)の識別への配慮
により、ソリッド層側に台紙を付けております。
台紙は試適膜(型紙)として使用できますか
使用可能です。
台紙に付いたままのほうが、ソリッド層が粘着せずトリミングがしやすいため、
「台紙を剥がさずに試適→トリミング→台紙を剥がす」という順番での使用をおすすめします。
試適時の方向は
台紙面を外側(歯肉側)に向けて試適ください。
生理食塩水と血液のどちらに浸漬するのが良いですか
どちらへも浸漬可能です。
血液の方が浸漬してすぐに馴染みやすい傾向があり、馴染むことで張りが弱い操作性となります。
 ▶ 添付文書は「適宜使用感向上のために、本品を患者血液や滅菌生理食塩水で濡らして使用します。」
オペ時の取り扱い上での注意点を教えてください
以下の点に、特にご注意ください。
 ▶ 本品の感染物(唾液や歯面)への接触
  ⇒ 感染リスク排除のためご配慮ください。
 ▶ ソリッド層面同士の接触
  ⇒ 強く押し付けると粘着し、操作性を損なう恐れがあります。
台紙を剥がした後、生理食塩水や血液に浸漬した時に、表裏が分からなくなった場合どうすればよいですか
光沢感の確認(ソリッド層は光沢がある)や、トリミング後に形態が非対称になった状態で剥がした台紙を確認いただくことで、どちらが表裏かの判別が可能です。
固定用スクリューでの固定は可能ですか
本品がスクリューに巻き込まれてねじれるおそれがあります。
下穴を空けた場合でも、慎重な設置が求めれることからおすすめしません。
露出した場合の対処方法を教えてください
感染等を認める場合はすぐさまに除去してください。感染を認めない場合は洗浄を行い様子を観察してください。
台紙の材質はなんですか
アルミラミネートフィルムです。
台紙を誤飲してしまった場合はどのように対処すればよいですか
万が一誤飲してしまった場合は、早急に医師にご相談ください。
誤飲防止のために、トリミングや台紙の剥離等の操作は、口腔外で行ってください。
台紙にX線像影性はありますか
X線造影性はありません。
台紙が手術部位に残ってしまうとどうなりますか
台紙は吸収されずに手術部位に残存します。
炎症を惹起する恐れがあるため、確実に台紙を剥がしてから設置されるようご注意ください。
血液は通しますか
血流を阻害しません。
本品は吸収性とのことですが、どのように分解されていくのか教えてください
エステル結合の加水分解によって分子量が減少→体液や血液に溶解→血流に乗って代謝され、糞や尿として排出されます。乳酸まで分解されると糖代謝経路に入っていき、最終的には二酸化炭素と水に分解されます。
軟組織侵入に対するバリア機能があるのは、設置後何か月ぐらいまでですか
個人差がありますし、ヒトでの評価は不可能なので、明確な期間は不明です。水溶中での溶解試験や動物試験の結果では、6ヶ月の吸収期間というデータが得られています。
完全吸収までの期間は
個人差がありますし、ヒトでの評価は不可能なので、明確な期間は不明です。

Q&Aは下記からもご覧いただけます。
サイトランス® エラシールド製品Q&A
https://faq.gcdental.co.jp/category/show/720